整理収納スケッチ&cadプチ講座

「整理収納スケッチ&cadプチ講座」

整理収納アドバイザー女性仲間から、お客様に御提案するためにスケッチを教えてほしいという要望がありました。
プチ講座をとして“スケッチ講座を企画しました。




今回は図面を描くのに私が建築の図面を描く仕事で使用する“CAD”というものを彼女達に伝授しようとやってみました。
整理収納アドバイザーの仕事はお客様に提案書をだし、それに沿って整理収納をアドバイスします。
その伝えるという“伝達手段”には私はスケッチと詳細な図面が必要だと感じたわけです。

日頃、設計で行っているノウハウが彼女達の役に立つと思い、内容を構築してみました。

家事というと女性の視点からと考えられがちですが、男性(私から)から女性とは違う視点立った家事の見方をすれば“技術とか理論のスキルアップ”という言葉を使うことで、違ったの可能性が出てくるのではないかと考えています。
最近、男性の家事も多くなってきましたし。

第一回目は概要を知ってもらうという目的で話しましたが、実践もやってもらいました。
すぐには立派なものはできませんが練習を重ねれば習得はできます。
次回の依頼もあったのでステップアップを狙ってやってみたいと思います。
             


  


2009年07月13日 Posted by yutakanacocoro at 16:10Comments(0)整理収納

ウッドマイルズってご存知ですか?

   「ウッドマイルズってご存知ですか?」




東京で開催されたウッドマイルズ研究会主催の「2009ウッドマイルズフォーラム」に木塾のメンバーH氏と参加してきました。

「そもそもウッドマイルズとは?」
よく「フードマイルズ」といく言葉をお聞きになったことがあるかと思います。なるべく近くでとれた食材を食べましょう。最近の地産地消ですよね。
これを木材にも当てはまるということでこの活動が行われています。
「日本は大量な安価な木材を海外から輸入している。これは大量の輸送エネルギーを使っている。この木材輸送に関してもみなおされるべきではないか。木材の輸送距離に着目してウッド(木材)マイルズ(距離)という言葉と概念が生まれました。」
つまり、私が活動している“近くの山の木で家をつくる運動”の1つの指針であります。

地産地消の家づくりで地域の人との顔が見え地域人達がお互いに責任を持ち共生していく、そういう循環型社会を皆でつくりあげていく。
ウッドマイルズもその大きな目標の協力者の一員なのです。

「セミナーの概要」
第1部は座談会
「森林〰木材〰家づくり、持続可能な循環を目指して、進めべき道を語る」
「森林」「木材」「家づくり」の各代表者がパネラーになりMOK-msd代表の三澤文子氏(富士市出身)が司会となり進められた。
家づくり代表は(社)日本建築士会連合会会長の藤本昌也氏でした。

川上側と川下側との丁丁発止、活発な意見が交わされました。
最後は「政治の問題とかいろいろな問題が山積みだ。
しかし活動として戦う集団でありたい」というのがパネラーたち最後の出した結論でした。この意気込み共感しました。
     自分も前進せねば。

皆さんは身近に感じないかもしれませんが、
この写真のように国内では日本の山が手入れゆきとどかなく本当に深刻な問題がおきています。




「第2部は活動報告事例の発表」
「森林〰木材〰家づくり、連携の実践事例に学ぶ」




実際に活動されている4グループの発表でした。







前向きな力強い活動事例の発表でした。皆さん日本全国で本当に頑張っています。
女性グループだけの活動もあり衣食住を森と結びつけ、私の描いている“こころ豊かな住まいづくり”近く共感する部分が多かったと思います。
閉会のあと有志が交流会に出席。
私も全国から集まったこういう機会にいろいろなお話できると思い、交流会にも出席しました。
いろいろな方と名刺も沢山交わし、語りあい、皆さんの目指すこころ意気ふれ、縁という力がどんどん広がっていく。それが運動として社会を動かしていく。
      繋げていかなければなりません。




交流会では皆が盛り上がり○○会という会も女性が集まり発足したようです。
さすが女性パワー、行動が早い!
  


2009年07月12日 Posted by yutakanacocoro at 17:54Comments(0)山の木

「木づかいトーキングin菊川」

木塾「木づかいトーキング2009」
「菊川会場」で開催

5月10日(日)「木づかいトーキング2009住む価格」の第2弾を菊川会場で開催しました。菊川文化会館アエルという名前は「みんなに会える、明日に会える、文化に会える」からも名づけられてそうです。事前に参加予約していただき、「アエル」と同様、皆様に会えるのが楽しみな一日となりました。




この日は今年初の真夏日、暑いなか県内東部の遠方からの参加者の方もいらして二十数名での開催となりました。

今回は前回と同様なプログラムだったのですが山下さん担当の「住む価格」では前回の静岡ではなかった話「家が機能するのに必要な費用」ということで電気代、ガス代等ランニングコストの説明を追加。電気のタイムプランの話も説明。なかなか踏み込んだ内容でした。
本人は「作成するのが大変だ」と一言。
普通はこの辺の話は電気会社とするんですね。

すべての家にかかる費用を最初に知ると「家って結構いろいろな費用がかかるんですね」とため息が出そうになるかとも思いますが、「坪いくらで安いと思っていて最後にこんなに」と悔やむ方も多い事も事実です後と先をどう考えてくださるかが「家の価格」と「住む価格」との違いだと思います。
いかがでしょうか?

(感想カードより)
女性より
坪単価の細かい算出方法などとても参考になりました。単純に「坪単価○○円」という表示に隠された内容をみることが大切ですね。

男性より
輸入材(外材)を使用した家を多く見かけるなか、国内の木材を多く使用しましょうという動きが出ていることは、なんだか日本人としてうれしく思います。
日本の伝統的な民家が好きな僕としてはもっともっと日本らしさを誇る建物を残してもらいたいと思いました。日本の伝統家屋ってすごい。

二部のトーキングでもいろいろなお話がでてきました。




   ・木の地産地消―木と水の関係
   ・天然乾燥と人工乾燥の強度とかお値段の話
   ・高くても天然のものを使う決め手とは?
   ・シロアリの生態の話まで飛び出す。
等々。今回もボードはいっぱいの書き込み。




終了時間をかなり過ぎても、次から次へのトーキングかなり盛り上がり終了しました。
本当にありがとうございました。

今回の「木づかいトーキング企画」
始まりは「近くの山で家をつくる運動」を伝えるために「ただのセミナーでなく何か新規性のある、面白い企画でやってみよう」ということで走りだしました。
その後県の方からも応援をいただいたり、中部、西部のいろいろな公共施設等にもチラシを置くことを協力していただきました。皆さんありがとうございました。

セミナーも終わってみれば皆さんからの質問
    ・木づかい運動と何?
    ・木にも地産地消なの?
    ・顔の見える家づくりって?
    ・家の価格って?
等々
と疑問に思われていた方から終わってみると

「目からうろこ、皆さんのお話もわかりやすくとても勉強になりました。」
「木塾の熱意をこれから家を建てる方に伝えたい。どんどん伝えたい。広めたい」
というようなたくさんの熱いメッセージを私たちにいただきました。今後も皆さんの窓口になるべく、伝えていきたいと思います。
よろしくお願いします。

次回は8月に木塾では「ステップアップトーキング」を予定しております。詳しい内容をご案内させていただきます。
  


2009年05月13日 Posted by yutakanacocoro at 18:59Comments(0)イベント

「木づかいトーキング」静岡会場

木塾主催の「木づかいトーキング2009」の静岡会場が終わりました。
ブログもこのセミナーの準備で忙しくなかなかあげれれませんでした。
またたくさんの方御協力ありがとうございました。

「静岡会場」で開催
4月25日(土)「木づかいトーキング2009」の第1弾が静岡会場で開催をしました。当日は雨にも関わらず二十数名の参加者があり盛況の中で行われました。雨の中足を運んでいただいた皆さんありがとうございました。
次回の「木づかいトーキング2009」5月10(日)に菊川会場で静岡と同じような内容で開催いたしますので静岡会場の様子を少しご紹介させていただきます。

二部構成で行いました。
「第一部は講義」
  1.地元に暮らす静岡県人として「しずおか木づかい県民運動とは何かを知ってほしい」
  2.県の方から「県の優良木材補助金等について」レクチャーしていただきました。
  3.具体的な数字による「家の価格」について
  4.今日の本題テーマ「住む価格について」
そして、
「第二部はトーキング 」
今回初めての試み「みんなで自由なおしゃべりトーキング」
二部のテーマは従来の「家の価格」という枠を超えて、住まいの本当の価格とは「住む価格」ではないのかという発案をお行い自由におしゃべりしていただきました。
感想カードを書いていただいたので、それをもとに講座の内容を少しお知らせします。

1.『地元に暮らす静岡県人として「しずおか木づかい県民運動とは何かを知ってほしい」』というテーマです。




「県民運動として皆さんが県民税「森林(もり)づくり県民税」400円を納めていることを知っていますか?」
と質問。そして今、山で起こっている森林の荒廃のこと。山だって「地産地消」があるってことを皆で知ろう。
そして、顔の見える家づくりの大切さを認識しましよう。みんなの顔が見える、見えた人達で地域の物を作り、育て、地域の物を使い、皆でぐるぐる回す循環していく形を(循環型社会)を作れば海の向こうで起きた不況というクシャミも関係ない。運動としてこんな「ネットワーク」を作りましょう。

(感想カードより)
女性より
・「地産池消というと食べ物しか思いつかなかったですが・・・。この静岡の木を使った家づくりもっともっと多くの人に知ってもらいたいです。県で運動していることも全く知らなかったです。
男性より
・木づかい県民運動には非常に感銘受けましたので、私も勉強を含め今後も木使い運動に参加できればと思います。
女性より
・生活の根を下ろす所(静岡)の木を使う、顔の見える家づくりがとても大切で愛着がわくと感じました。

やはりまだまだ「静岡の木を使った家づくり」知らなかったという方多いですね。
お互い「顔の見える」家づくりは大切ですね。そして人から人へ繋がっていくことが大切ですよね。

2.『「家の価格」と「住む価格」』というテーマで
かなり具体的な住宅図面で「家の価格」の細かな数字までを紹介。輸入する外材と県産材の金額の比較。
数字の「高い安い」はあるが「高い買い物でも」本当はお得なこともあるんです。

こういう数字まで細かくオープンにする講座は今までになかったような気がします。




3『住む価格』って何なの?
「坪単価のからくり」ハウスメーカーや工務店、設計事務所いろいろ坪単価の出し方がある。
広告、チラシなどの坪単価の「安い」「高い」は比較なんてできない。何故、こんな話の「からくり」がしっかり説明された。建物以外にかかる諸経費についても細かく説明。




皆さんかなり真剣な様子聞き入っていました。

(感想カードより)
女性より
・「住む価格」について細かく教えていただきまして本当に「目からウロコ」でした。皆さんのお話も分かりやすくとても勉強になりました。
女性より
・坪単価のからくりはなるほど目から鱗でした。

女性から「目からウロコ」と感想が聞けてこちらもびっくり。ごまかしのない説明が本当に必要です。


4『木づかいトーク』
休憩を挟みいよいよ本セミナーの目玉、自由なおしゃべりの始まりです。ここからは気楽な雰囲気で。




「みんなで自由なおしゃべりトーキング」
20代の奥さまから
  Q「貯蓄がなかなかできない。いつ家を作ったらいいかわらない?」
    子供のこと、二世帯住宅のこと悩みが深いとも。

  Q「木造住宅の寿命は?」
    30年で壊す。そんなことはない60年でもそれ以上持つ。そうなると坪単価は半分になるの。

  Q「メンテナンスのことは?」
    地域で顔の見える家づくりをやれば保守メンテナンスにも困らない。

いろいろな話が飛びかいました。
「住む価格」という「本当の価値観」をしっかり見極めようというとってもいい話も出てきました。

(感想カードより)
男性より
・トーキング形式が意外と楽しかったです。勉強しながら、疑問などを追及できるので良いスタイルだと思いました。坪単価の話も勉強になりました。
男性より
・テーマの設定が良いですね。話の展開が分かり安かったと思います。近山の木づかいつなげていきたいですね。
男性より
大変ためになりました。次回も参加できるようなら参加して、皆さまの知らないことがあったらお話をと思っています。




もうボードには皆さんの「トーキング」が書ききれないぐらいおしゃべりしていただきました。

このトーキングを通じて木の家の「住む価格」って納得できるなという締めくくりでした。
トーキングしていただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました。
みんなで静岡県を元気にしましょう。

次回は5月10日(日)菊川会(菊川文化会館アエル)です。
いってみたい、聞いてみたい、おしゃべりしてみたいと思う方参加どうぞご参加ください。

ps.
「地産地消」と銘打って召し上がっていただいた「茶の本場 静岡のお茶」「地元のヨモギの柏餅」美味しかったとお礼もメールも届きました。


・「木づかいトーキング」についての申込先&問合せ先
   「木塾」事務局  杉山森保設計室 静岡市清水区蒲原神沢416-9
     電話番号&FAX   054(385)2834
       
  木づかいトーキングのお申込みはこちら:moriyasu-t@thn.ne.jp  
*申込はTELまたはFAX、メールにてお願いします。      
  (氏名、住所、電話番号、参加人数をお知らせください。)
  


2009年04月28日 Posted by yutakanacocoro at 10:57Comments(2)イベント

 「静岡木づかいトーキング2009」



     「静岡づかいトーキング2009

   セミナーを企画しました。
   今回はきっとお役に立つセミナーです。

   お気軽に参加してみてください。

     「静岡木づかいトーキング2009」

  開催日時       平成21年4月25日(土)静岡市
           平成21年5月10日(日)菊川市



    木の家に住みたい人集まれ!
               参加して、とにかく聞いてみましょう。


 主催:しずおか木造塾からはじまる家づくりの会(木塾もくじゅく)
       「しずおか木使い県民運動協賛行事」
      協賛:静岡県中部流域林業活性化センター





ワタシが受けた一件の設計相談。
「木の家がほしい。けど木の家は高いでしょ。」といきなり切り出されました。
そして次に「坪いくら?¥」という話になりました・・・・。

食料品やガソリンのように、家には価格の規定がありません。
ですから品質や生産量に対しての比較も統計もされていない。
そんな状態で「坪単価」という数字だけが一人歩きしている。
木の家は本当に高いのか?そんな話を真剣にしてみたい……とワタシは考えました。
「家の価格」ではなく「住む価格」について皆さんでお話ししましょう。

木の家に住みたい人集まれ!
どうせ木の家に住むなら、地元「静岡の木」を使ってみませんか?
「木づかいトーキング」は、建築家がアドバイザーとなり、家づくりや木の専門家、
もう木の家に住んでいる人などをゲストに自由におしゃべりする場です。
とにかく聞いてみましょう。

     ・開催日  : 2009年 4月18日(土)/ 静岡 ・ 2009年 5月10日(日)/ 菊川
     ・開催時間 : PM 13:30 ~ 


     ・参加費      500円(お茶菓子・資料代込)

     ・実施場所
  4/25  静岡 開催場所 : 静岡ペガサート6F 産学交流センター 定員25名
            (静岡市葵区御幸町3-21 ℡054-275-1655)
  5/10  菊川 開催場所 : 菊川文化会館アエル 展示室     定員25名
            (菊川市本所2488-2 ℡0537-35-1515)
 会場案内図





・「木づかいトーキング」についての申込先&問合せ先
   「木塾」事務局  杉山森保設計室 静岡市清水区蒲原神沢416-9
     電話番号&FAX   054(385)2834
       
  木づかいトーキングのお申込みはこちら:moriyasu-t@thn.ne.jp  
*申込はTELまたはFAX、メールにてお願いします。      
  (氏名、住所、電話番号、参加会場、参加人数をお知らせください。)
  


2009年04月10日 Posted by yutakanacocoro at 20:31Comments(0)イベント

近くの山の木?

近くの山の木?
ブログを本当にひさしぶりにアップできました。
先日は近くの山の木を見に行きました。
いつもは杉とか桧をメインに見に行くのですが、本日は気分転換と体力作りを兼ねて“桜”で山登りをしました。




上がっていく途中、山は桜だらけで本当に春爛漫、気分はとっても良くなります。




上へ登って行くと桜の木はさすがに少なくなりますが、山と桜のコントラストはこの時期ならではですね。




山では普段、お目にかかることのない人々と出会い、楽しい会話をすることも出来ました。
事務所でいろいろ構想を練ることも大切ですが、外に出て新たな発見、いろいろ人の出会い、これからの仕事でも充分活かされるという気づき、いろいろなアイデイアが湧いてくるようでした。
前回のブログのように荒れてきた山の木もありますが、同じ山の中でも一瞬咲いて散ってしまうけれど、きれいな桜の花を咲かせる木もあるんですね。

私達の「近くの山の木で家をつくる運動」は杉とか桧の木をこの桜の花のように、きれいに咲かせたい運動のように思います。

大事なお知らせがあります。
4月25日のセミナーの詳細が出来てきました。
県の木使いネット(1)木塾   (2)木使いトークにアップされました。
今回のテーマ、静岡の木で家をつくる運動「木づかいトーキング2009」は自由におしゃべりするセミナーです。
詳細アップは明日できると思います。
  


2009年04月07日 Posted by yutakanacocoro at 23:46Comments(0)山の木

この看板は?

この看板は?
先日、清水区の山に行って来ました。
そこである看板を見つけました。




この看板は平成7年、間伐モデル林。

『間伐とは?』
たくさん木が生えているからといって、豊かな森林とは言えません。木と木の間が狭く混みあっていると、十分な成長ができず立派な木材のとれる木に育ちません。木の成長に伴い、混みすぎた木の間隔を広くするため一部の木を間引く必要があります。これを「間伐」といいます。この間伐により、木に適度の日光があたり、風通しもよくなり、根を十分に張ることができます。
立派に育った木は森林の大切な役目を果たしています。特に地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収したり、雨水を蓄えて洪水を防ぐなど、豊かな森林は私達の生活に欠かせないものです。




この写真が間伐モデル林の写真です。きれいに間引いてあって日がさしていますね。

日本の今の山は、静岡県のホームページに「どうなる静岡県の森林」が載っていますのでご覧ください。「今、森林で起こっていること」(県のホームページへ

木材の価格低下などから、今、林業はかつての活力を失いつつあり、この結果、採算性の低い一部の人工林では、手入れが不足し、荒廃状況に至っている森林も発生しています。
県が平成14,15年度に手入れが必要な時期の人工林を調査した結果では、調査対象の27%が近年手入れが行われておらず、そのうち23%が下草の消滅した荒廃した森林となっていました。(県の資料より)




山に行くと、今の山の森林の現状を見ることが出来ます。

山に行ったらこんな視点で山をみてもらえますか?

私達、「しずおか木造塾からはじまる家づくりの会」(設計事務所グループ、木塾)では、近くの山の木で家をつくるということを真剣に考えています。
4月25日にセミナーを企画しております。近々にアップさせる予定です。
  


2009年03月27日 Posted by yutakanacocoro at 11:08Comments(0)山の木

「あのレンコンが!」

    「あのレンコンが!」




     昨日は料理教室にいってきました。
     いきなり、出てきた蓮根さん。
     これが今日、「何に変身するのでしょうか?」
     な、なんと!! おまんじゅうに変身。
     仕上がりが




まるで懐石料理のよう。梅あんをかけてその上に海ぶどうの飾り付け。上品さが漂うお料理に変身。「あのレンコンが!」
味は食べるのがもったいないぐらいの美味。
                          「あのレンコンが!」・・・「蓮根饅頭」に


その後、先生と生徒達との食べ物についていろいろな話になった。
タコ焼きの話とか、味噌カツの話とか話題はつきなく、帰る時間も忘れてしまった。

その途中で、外国の方が料理教室に来ているという話が出て、その方は日本食を覚えて自国へ伝えたいということらしい。日本食の良さがブームであり、特化できているらしい。

今日の料理のように蓮根が懐石料理に変身してしまう。もっと自分の国にある良さを見直す時代ですね。
  


2009年03月19日 Posted by yutakanacocoro at 10:33Comments(0)楽しみの味

「何を捨てる?」 「どうしまう?」

「何を捨てる?」「どうしまう?」

先日の静岡新聞に「何を捨てる?」「どうしまう?」という記事が載っていました。ダイニングの写真が載っていて「モノが増えすぎて、テーブルの上まで散らかり、食事ができなくなったダイニングキッチン」
どこから手をつけていいか、分からない状態です。




そして捨てるための判断として様々な要素を検討しなければなりませんという、この判断には精神力が必要で長時間、続けられないこと。そして、その解決法としてノウハウも載っていました。
整理したりすることは精神力が必要と書いてありましたが、精神力を必要とすると、くたびれてしまって結局なかなかできないのが実情ですね。
このコラムの題材のように「何を捨てる」ということは意外と難しいのです。
思い出もいっぱいありますしね。
整理収納アドバイザーから言うとこの「捨てる」という作業が克服できないと整理はおそらくできないのではないでしょうか?これが克服できる方法を話します。
私の家のキッチンで実践しました。







毎日使う食器が右側になります。
そしてそれをゴールデンゾーンへ、完了です。






整理収納アドバイザーの私はこのようなことをお伝えします。


家づくりはモノとの関係なしには成立しません。
整理という入口からお気軽に勉強していったらいかがでしょうか?
4月から講座を企画しております。またお知らせさせていただきますのでお気軽にご参加ください。
  


2009年03月18日 Posted by yutakanacocoro at 15:44Comments(0)整理収納

菊川木塾相談会


「菊川木塾相談会」
先日の木塾の相談会の日から4日間、東京へ出かけたり、自治会の定期総会があったり、いろいろ忙しくブログをお休みしてしまった。




菊川の相談会を「木の日」の木曜日に行った。今回は女性ばかり、3組の方が来場しました。お話も熱心で3時間あまりがあっという間に過ぎてしまいました。女性が木の家とか、「近くの山」に関心や興味を持っていただいたのが何かうれしかった1日でした。




ポストにも、お気軽にご相談にください(?)
今週も3月19日(木)PM4:00~PM9:00に開催されますのでお気軽にご相談ください。

                       相談会場
  


2009年03月16日 Posted by yutakanacocoro at 17:17Comments(0)イベント

足るを知る生活術のすすめ

『足るを知る生活術のすすめ』
このところ、ブログを休んでいました。妻の整理収納の試験があったので、少しアドバイスしながら、自分自身も頭を整理収納してみました。
改めて菊川の木塾展に私の展示として出させてもらった“現代風住まい、足るを知る生活術のすすめ”のパネルの考え方をじっくり考えてみました。




この100年に1度の大不況と言われています。こういう時こそ“足るを知る生活術”と“住まいづくり”をセットで考えれば、価格的にも納得がいく住まいが手に入ると思います。

3月12日(木)に菊川の展示会の相談会に午後4時から9時の間はいますので、日頃思っていること、なんでも良いのでお気軽に御相談ください。

           展示会会場案内
  


2009年03月09日 Posted by yutakanacocoro at 22:50Comments(0)イベント

木塾展が始まりました。

 お知らせ。木塾展が始まりました。IN菊川

しずおか木造塾からはじまる家づくりの会 「木塾」(もくじゅく)菊川展示会
  ●開催期間 : 2009年3月1日PM ~ 2009年3月31日 (期間中無休)
  ●開催時間 : AM 10:00 ~ PM 22:00
  ●開催場所 : 戸田書店リブレ 菊川店 ギャラリースペース
  ( 静岡県菊川市加茂1827 ・ ℡ 0537-37-2520 )
  ※ 建築士が勧める本コーナーあります。
   ●木の家無料相談日
開催期間中の毎週「木」曜日に実施します。
< PM16:00~PM21:00まで >
家について何でもご相談ください。
木塾







  


2009年03月02日 Posted by yutakanacocoro at 11:42Comments(0)イベント

整理収納講座が終わりました

整理収納講座が終わりました








昨日、ブログをあげる予定でしたが、3月1日から始まる「木塾」のパネル制作を一生懸命していたので、あげることができませんでした。
(菊川市で木塾の建築展を明日から始めます。明日、紹介させていただきます。)

先日まで、お知らせしていた整理収納講座が終わりました。
「整理収納の基本」を鈴木陽子さん(ブログ)と「片付けやすい部屋づくり」をインテリアコーディネターの後藤史恵さん(ブログ)に講義していただきました。

参加者から「大変、分かりやすく、整理収納アドバイザーという存在があるということが初めて知りました」という感想をいただきました。

私が司会をやらせてもらった特権で最後に参加者の「子育てママの整理収納のテーマ」を現役で子育てしているアドバイザーさん、また人生の先輩のアドバイザーさん達、参加者達も含め全員でディスカッションをしてもらいました。

               その中から出たアドバイス

・ひとまとめに入れる「ざっくり収納」をすると良い

・収納する入れ物に、例えば、おもちゃなら、おもちゃのイラストを貼り付けると子供もパズルをやっているような気分で片付けられる

・子供も小学生ぐらいではママの近く、居間にいる時間が長いので居間に収納する所を設けてあげる

・小学生ぐらいになると自分の子供部屋から自分の必要な物をかごなどに入れて持ってきて、移動する癖をつけるとよい

・親にも料理を作りたくない日があるように子供にも片付けたくない日があると思うので、そこは………

・子供にあまり完璧な片付けを強要すると学校にあがって、まわりに片付けられない子を見るとその子が逆にストレスがたまって、その子がいじめられるという現象も起こりうる

・子供が片付けられないという、お母様たちの「子供にどうしてほしい」という基準があいまいな人が多い。お母様がどうしたいのかということをはっきりさせること
などなどが出ました。

ブログを読んでいただいた子育てママさん、いかがですか?

その後、子育てママからメールをいただき、「子育てに追われる日々の中、とても新鮮な気分と子育ての経験者の意見を聞けて勉強になりました。この講座の中に参考になることがたくさんでとても興味を持ちました。」彼女なりの方向性が定まったようです。


PS
 研修終了後、後藤さんが紹介している『Suzuyoトランク24』へ案内してもらいました。街中の一等地にあり、荷物が増えてきて、生活スペースが手狭になった時にレンタルでスペースを借りることができるシステムです。これも静岡ではなかなか新しいシステムです。




アドバイザーが物置ではなく、「離れ納戸」という言葉で表現していました。
  


2009年02月28日 Posted by yutakanacocoro at 23:08Comments(0)整理収納

あこがれませんか、こんな暮らし方―整理収納講座へどうぞ―

以前からお知らせしていた整理収納講座が今週の26日(木)に迫ってきました。
皆さんにぜひとも整理の仕方を伝えたいのです。




『あこがれませんか。こんな暮らし方を!』

一般的には整理というのは物の片付けだと思っている方が大部分だと思います。皆さんは家の中を片付けたいと思った時に本屋さんでインテリアとか収納の雑誌を買ってきてページをめくりながらこんな暮らし方にしたいと思っていらっしゃると思います。

でもなかなか思い通りにできないであきらめることが多いのではないでしょうか?
なぜなら、自分の持っている物とか、暮らしている家、収納家具などが違うからです。
でも、そういう暮らし方に「限りなく近づける方法」をこの講座ではお伝えしたいのです。
              ぜひともご参加ください。そして気づいて欲しいのです。

日時  2月26日(木)10:00~12:00
会場  静岡産学交流センター
静岡市葵区御幸町3番地の21 ペガサート7階
B-nest(ビネスト) TEL:054(275)1655
受講料 1000円(プレミア価格)
講師 県内の整理収納アドバイザー2名

ハウスキーピング協会認定整理収納アドバイザー達が県の中心・静岡市で定期的に講座を開きます。1級建築士・インテリアコーディネーター・お掃除のプロなど多彩な顔ぶれです。第2回目の前半は「整理収納のきほん」、後半はインテリアコーディネーターからみた、整理収納をお伝えします。



               まだ受付していますのでお申し込みください。こちらから
  


2009年02月23日 Posted by yutakanacocoro at 11:50Comments(0)整理収納

「あなたは誰に介護してもらいたいですか?」




先日の高齢者対応住宅研修会のブログの続きです。

『目から鱗、いつもと違う』
今の社会は高齢化に伴ういろいろな問題があります。この講習も伝える内容が多く、丸一日の講習となりました。

今回の講習会では、いつもの研修と違います。
普通、建築の講習会というとその道のプロ達が行うことがほとんどですが、この住宅講習会の講師の方々は「介護支援専門員」「理学療法士」つまり、介護の現場に直接携わっているプロの方です。異分野の講師の話を聞くことで「目から鱗」、日頃、気がつかなかった事に気付かされます。

『あなたは家族の誰に介護してもらいたいですか?』
小泉元総理と言うと郵政民営化とかがすぐ頭に浮かぶと思いますが、小泉元総理の構造改革の中に医療改革もあり、この改革もえんえんと行われています。
その中で、病院の在院時間の短縮化が進んでいて病院から他の場所へ移動しなければならない事態が進んでいます。
となると高齢者の帰る所は、「施設」か「在宅」の二か所。
そして現在、この改革の療養型病床の大幅削減により、病院、施設から18万人もの人があふれてしまうことが予想される。

この方々はどこへ行くのか?・・・在宅になるという話です。

       あなたは家族の誰に介護してもらいたいですか?




講師から「あなたは家族の誰に介護してもらいたいですか?」という質問がなされました。
会場に挙手を求められました。
結果、男性のほとんどは奥さんに。女性もほとんど、ご主人に。やはり連れ添ってきた方がいいんですね。「息子の嫁さん」で挙手なさる方はいませんでした。奥さんは旦那さんを大切にしなければいけません。

『一方的ではいけない』
ともすると高齢者を抜きにして、介護をしている人や家族の意見を優先する場合が多いそうです。
しかし、ここで大事なことを忘れています。高齢者本人のことを。

         “おじいちゃん、どうしたいの?”

と本人の意見を絶対聞くことが必要です。
例えば廊下の手すり一つとっても握力や力の入れ方が人によって違う。本人が自立するのが目的なのだから、一方的に高さや太さを家族や第三者が決めつけてはいけない。

私も高齢者の方や、車椅子の方の家の新築等を経験しております。単純にバリアフリーという言葉では片付けられない問題が沢山あります。
心のバリアフリーという言葉もあります。ともに解決していきたいと思います。
新築とかではなく、リフォームでも解決することが多いです。
気にかかることがありましたら、ご相談ください。

次回はこの研修会に学んだことや、これまでの経験を生かした自分の考えも取り入れて書いてみたいと思います。
  


2009年02月20日 Posted by yutakanacocoro at 18:54Comments(0)気づき

「たくさんの気づき 人との出会い」


前日の「高齢者相談員の研修」の続きを書きますと言いましたが、昨日は夜遅くまで、色々な行事に出ていたので、このブログで表明したのに書けませんでした。

『地域木造住宅市場活性化推進事業』
朝から「国土交通省」の「地域木造住宅市場活性化推進事業」の意見交換会に参加しました。
静岡県森林組合連合会会長『榛村会長(元掛川市長)』の元で、県内の13人の設計者、工務店の方々が集まり、意見交換しました。
この事業は国が地域木造住宅の活性化に資する事業と行おうとする者に補助を行うものです。今回は、これに応募するために意見交換です。
私達から出た意見の中でも、静岡の木を使うことに対して、家を建てるユーザーに伝えることが不足で、もっと伝えていく手段が必要だという話が多かった。

「我々がいること」を、「窓口になること」をもっともっと伝えなければいけない。



『中華料理は油の文化、和食は水の文化』
午後はパソコンセミナーに行き、その足で「夜の料理教室」へ。

今日のレシピは「春巻き、アボガドの春巻き、かに玉」

中華料理のオンパーレードで、そこで先生の話の中に「中華料理は油の文化、和食は水の文化」だと言われた。「なるほど」と妙に自分自身が納得してしまった。

この3つの料理はプロっぽくて家庭で自分が作って出すと妙に自慢できる料理であるような気がする。
「かに玉」はよく中華料理店で手際よく、やっているのを見かけると思うが、先生、曰く「一気にいきたい、時間との戦い!火と卵の一番勝負!」の料理ですと。ポイントは「油を熱くして卵と分離することだ!」そうしないと卵と油がからまって、油臭くなってしまう。
油をじっとがまんの子で、油から煙が出たくらいの時に一気に具を入れる。「気持も高ぶる熱い料理である!」
写真のように油の上に卵が浮かんでいるような料理に出来上がる。




                     かに玉です。



   
                     春巻きです。
今日は本当に忙しい料理でした。

その後、料理教室で先生が、生徒さんたちに「整理収納セミナーへの参加の話」をし、「『情報と気づき』は大切だから」と付け加えてくれました。お知らせを話してもらって感謝しています。

住宅と料理は何か違う分野だと思いますが、私は文化としては同じだと感じています。

昨日は多くの人と出会って、気づきの多い一日でした。

                                   気づきのある整理収納セミナー講座へ

PS 高齢者研修会の居間の話は後日に書きます。
「しずおか木造住宅からはじまる家づくりの会」では3月から建築展の開催を予定しております。詳細は後日、お知らせします。
  


2009年02月19日 Posted by yutakanacocoro at 13:18Comments(0)気づき

「板、一枚の幸せ」

「高齢者研修会」

高齢者対応住宅相談員をご存知でしょうか?





高齢者対応住宅相談員とは何でしょうか?

昨日、その相談員の研修に行ってきました。
私達の国は、今、急速な勢いで高齢化が進んでいます。しかし、今の住宅はまだまだ高齢者の自立生活を妨げる事例が多く、改善が求められます。そこで、静岡県では新築とか、増改築しようとする人が安心して相談できる体制をつくる為、相談員を養成しています。


その中の1つの事例です。

『板、一枚の幸せ』

気づきが最も大切と思われた高齢者の事例の話です。
ある家で御老人の方がなかなかトイレから出てこない。
家族も「どうして、いつもいつも、トイレから出て来るのが遅いのかな?」と不思議がっていました。
本人に聞いても「わからない」といいます。

でもある時、この御老人が排便のときに、トイレで床に足がついていない事に気づいたそうです。





     排便の時、踏んばる力が入らなくて本人は苦労してたんですね。

つまり、高齢者の方を冷静に「観察」、もう一度、高齢者の方をよく見る。そして高齢者の方を知る。イコール、我々若い者達の「気づき」が必要です。

結局、そういうことに気づいて板一枚をひいて、この問題を解決したそうです。
気づいた事で家族が幸せになれたんですね。

最後に修了証をいただきました。





2月26日の「整理収納の講座」の会場に、当日いますので声を掛けてください。

良い話が多かったので、明日は続きとして「高齢者の居間の話」を書いてみたいと思います。
  


2009年02月17日 Posted by yutakanacocoro at 11:53Comments(0)建築事例

「子供の目線に立って」子供部屋の整理収納

     「片付けなさい」

子育てに大変なお母様方、お子様に「片付けなさい」と言ったことがありますか?




今日は子供部屋の整理収納を考えてみました。
子供の部屋を子供の気持ちになって見渡してみましょう。
膝を曲げて子供の目線があることに気づけば、大発見です。

        「こんなにあるんだ~!」

そうすると子供の持ち物が大人より、思いの他、多いことに気付きます。

私達アドバイザーは整理収納の第一歩、お母さんに「捨てる、手放す」の意味をアドバイスして、理解してもらいます。
そしていくつかのアドバイスをしていきます。
お母さんが理解した事を子供と一緒に整理しながら、子供に納得するように伝えていく。そして、最終的には、子供の持ち物を入れてあげる収納スペースを作って、決めてあげる。

ここが「片付けなさい」と、しかるかどうかの分かれ目です。

片付くと勉強しやすさに繋がることも効果として期待できますね。

私達の講座のメンバーには「お子様の整理収納」の分野の方もいます。
お掃除のプロ、インテリアコディーネーター、一級建築士、こういう多彩のメンバーがいますのでお役に立てる話が聞けると思います。

迷っている方、ご参加をお待ちしております。
                      どうぞ、ホームページも合わせてご覧ください。こちらから
  


2009年02月15日 Posted by yutakanacocoro at 16:29Comments(0)整理収納

「いい家を作る基本条件―“住まい塾”」

先日、東京の住まい塾へ行ってきました。
毎年、年の初めのテーマは「いい家を作る基本条件―住まい塾の運動理念と活動」という話をされます。私はこの活動に「共感」し、良い住まいとは何かということと、「共感」という言葉で結ばれていく人間のつながりが今の社会で非常に大事だと感じています。

『今年の最初のセミナーの住まい塾の高橋修一氏の話』




街中とか、分譲地を歩いてみても「良い家」が少ない。
この原因は何なのだ。
日本全国で年間百数十万戸の家が建っているのに。
良い家に住んでいる人はひとにぎり。
原因を探るところからやらなければ、解決しない。
国は対策を打っているがなかなか働かない。

まず、一つは住まいの短命。ローンが終わるか、終わらないうちに作っては壊す。本来はそのことが異常事態なのに皆なかなか気付かずに普通になってしまっている。社会がそうなっているんだと言うが、その社会を作っているのが我々。    我々も社会の一構成員なのである。

運動とは学んでいるだけではしょうがない。
建築は非常に多くの人が関係している。その中で直接に関係している人。
「建て主」(家が欲しい人―ユーザー)、「設計者」(顔が見えない設計者が大量にいる)、「施工業者」。この3つの関係で家ができあがっていく。しかし、建て主は良い家が欲しいと思っているがなかなかできない。

『本日はこの原則を明らかにしたい。』
イメージがないと物はできない。イメージを追いかけて物ができるのである。今の建て主の人は、家が欲しいと、展示場へ行く。良い工務店、良い大工さんを探し出す。このスタートでは良い家ができるのか?なかなかできない。技術は良い家できる要素の中の1つ、ワザという部分である。

このスタートから問題である。イメージを作るところを通り抜けて、一歩先にいってしまっている。そうすると次は良い材料でという話になる。良い材料で良い家?これも問題である。

『良い家とは何なのか?』
要素としていろいろあるが結果、魅力ある空間ができなければ、良い家にならない。しかし、こういう説得のしかたは日本にない。
設計者の一番大事な役割はイメージをつくること。多くの人がこういう事に気がつかない。展示場へ行けば、営業マンが接客する。

設計者は大学でも、住宅をあまり教えないので大きな建物はできるが、住宅、特に木造の知識が少ない。世の中、住宅が軽んじられている。設計者のほとんどは、顔も見られることもなく仕事をしている。

三者のどこかに問題があるのに、設計者もこの事に自覚していない。
住まい塾の設計者養成塾へ来ている人はそれに気が付いている人たち。
そして、皆が他人のせいにしている。設計者の悪口を言ったりしている。責任者が不在。
住まい塾はそういう事を問題にして運動している。
自分に何が問題なのか。どうしていかなければならないのか、自分で発見して具体的に進める。

住宅は音楽と似ている。建て主=聴衆、演奏=施工、作曲=設計者、この関係をしっかりつくることが良い音楽が成立ことでもあるし、良い住まいが成立する原則である。

研究者はともすると研究して完了してしまい、その先に具体的なものや願いが少ない時もある。
建築士会では勉強会など、かなりやっていて学んでいるが少し具体的なものには欠けている気がする。

『良い生活者とは何なのだ』
良い家は生活の要素が大きい。
良い生活者とは何なのだ。
今、この勉強会は、具体的また、良い家をつくる原則を言っている。
(三者の関係はこの図のように説明します)




1つ1つの問題があり、関係にも問題ある。
お互いの関係はこの3つの線ではなく、面的に関わらなければならない。そこから、1つの住まいが生まれる。

良い生活者になる為、住まい塾ではam7:00 1時間掃除、お茶をいれる、自分たちで昼食つくり、pm4:00に終了
設計者も生活者の一人であると思わなければいけない。最低限、設計者も一人の生活者である。

『建て主は住まいをじっくり作る』
建て主は住まいをじっくり作る。又、器をつくっても住み方がメチャクチャでは器の意味がない。生活者として豊かにならなければならない。

ここが一番大きな問題。

物があふれて足の踏み場もない死蔵品ばかりではせっかく、良い空間が台無しになる。
自分が生きるということはどういうことかと言うと、周りのひとが生き、そして物もいきないと意味がない。

例えば、花1輪が生活と一体となっていく場面をつくることができるか。そういうことができれば、人は心が静かになり、穏やかな、豊かな生活を送ることができる。こういう生活に気づくことが、家を建てる人の一番大きな役割である。

そして、三者の関係が充実しなければならない。
つまり、家づくりはスクラムワークである。




一年の最初の話はこのような話です。

今日は長い文章になりましたが、この考えに私は「共感」し、住まいづくりを進めていきたいと思うのです。

私が言う「整理収納」も花一輪を飾れるよう、生活者になる為の整理収納と考えています。単なる整理整頓ではなく、もっと生き方、本当に豊かになるという考えを伝えたい「整理収納」なのです。
そういう思いを伝えたいと思う機会がこの整理収納講座ですので、共感をいただいた方に参加して、気づいて欲しいのです。
               お知らせはホームページ→ こちらから
  


2009年02月12日 Posted by yutakanacocoro at 14:17Comments(2)建築事例

『建国記念の日』の思い

今日、静岡市清水区の静岡市清水文化センター大ホールで「建国記念の日」の式典が行われ、私は自治会の役員として参加しました。




式典は静岡市長、国会議員の方々が列席し、国旗に礼し、黙祷(もくとう)をささげ、国歌を斉唱し、厳(おごそ)かに行われました。

「『建国記「念の日』の祝日成立の大変さ」
2月11日は「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として1966年に定められました。
戦後、「日本の建国された日」として祝うことが占領軍の意向で祝日ではなくなりました。
しかし、国民から復活させようという動きが高ました。賛成、戦前回帰と思われた反対意見、いろいろな議論の末に、やっと1966年に祝日として設けられたという、大変さがともないました。

「印象に残る言葉」
私は、この集いの中で、去年も同じ、印象に残る言葉があります。
今は不況でいろいろ大変ところもあるのですが、「我々が生きている、この社会は、先人達の努力があったからこそ、出来上がった社会」という言葉です。
我々は先人が努力した先人に感謝し、また引き継ぎ、我々大人たちがしっかりした社会を責任を持って次の世代(子供達)に引きついていかなければならないのです。

「心の問題」
また、来賓のお話の中で、「20世紀はたくさんの物を持つことで豊かで幸せだと思って、我々は頑張ってきた。しかし、21世紀になり、そういうことが本当に幸せを運んでくることではないという事が分かり始めた。これからの社会は心の問題を大切にする社会にしなければいけない。」とおしゃっていた。

わたしの住まいづくりは、この心の問題を伝えようとしているが、まだまだ、言葉で真意を伝えられない。しかし、地道であるがこの思いをしっかり伝えていきたい。
  


2009年02月11日 Posted by yutakanacocoro at 22:07Comments(0)年中行事