“正月を待つおせち料理”

本日は大みそか、一年の締めくくりの日です。
締めくくりは「楽しみの味」のカテゴリーにしました。

“人にとって豊かな住まいとは何か?”を追い続けた一年でした。
住まいを作る者が「暮らしの中に潤い」を生み出すにはただハードを作るだけでは足りない。
「食」とか「整理収納」の中にもそれらを実現できるヒントがたくさんあることに気づいた一年でした。
来年はさらにそのことに活かすよう努力し、伝えていきたい年にしたいと思います。

おせち料理も、何とかあと少し残して出来上がりつつあります。
住まいと料理、作る気持は同じことです。
一品、一品に心を込めて作りました。

「ユリ根のきんとん」
つまみ食い、ホクホクして美味しい。姿もなんとなくかわいい。





「黒豆」
もう一晩寝かします。





「田作り」
電子レンジでチン。少しお焦げができてしまいました。でも美味しい。





「昆布巻き」
あ~。出し汁捨ててしまいました。もう一度作りました。





「筑前煮」
形が崩れるのでお鍋を返すのが大変。でもだいぶ慣れてきました。





「錦玉子」
まだ途中、本日、冷やして固めて明日、カット





一品、一品のお料理が明日の出番を静かに待っています。

よい、お年をお迎えください。

来年もよろしくお願いします。
  


2008年12月31日 Posted by yutakanacocoro at 21:12Comments(0)楽しみの味

“おせち料理、とりかかり”


今日はおせち料理にとりかかりました。
最初は時間がかかる黒豆から。
正月ですので値段は張りますが、大粒揃いで肉質が緻密と言われる丹波篠山の黒豆を使用。
まず、黒豆を水洗いします。

   ひかり輝いてなんと美しい。




付け汁として醤油、砂糖、塩を加えて煮立てます。そこへ黒豆を入れます。
火を止め重曹を加えます。(これでお豆が軟らかくふっくらするんですね。)

そして今晩一晩おきます。
明日、付きっきりで差し水をしながら煮続けます。
(ここが肝心!)

そしてもう一晩。
(ここも肝心、さめていく時に味がしみ込んでいきます)





          ひとまず、今夜は黒豆さん“おやすみなさい”
  


2008年12月30日 Posted by yutakanacocoro at 21:29Comments(0)楽しみの味

おせちを作りましょう


「おせち料理を作りましょう」

今年も残すところ、あと3日となりました。
我が家でも、おせち料理を作ります。
今までは、出来合いのものを買っていたのですが、去年から、自分でつくるようになりました。

       でも、立派なものではないんですよ。

デパートなどで売っている豪華なおせちではなく、数品なのですが、一品、一品のいわれを理解し、自分で作るとおせち料理が違ったものに見えてきました。
また、家族にもそのいわれを説明して、みんなで一緒に食べると、いいコミュニケーションが生まれ、気持ちが暖かくなります。

いくつか、あげてみたいとおもいます。(この写真は去年の作ったおせち料理です。)
今年は今からつくります。(少し気合いを入れて・・・・?)




左上から右回りで、田作り、菊花かぶ、黒豆、ユリ根のきんとん、筑前煮、錦玉子

・田づくり……昔は水田にコイワシを細かくし肥料にしていたことから、豊年豊作・五穀豊穣を
        願う気持ちがこめられています。

先日、料理教室で若い女性から「田作りって何ですか?」質問受けました。
「魚を使って」と答えると、「田んぼに魚?」ますますわからない顔。
やっぱり現代女性には、縁がないのかな?
でも、少し説明したら、すぐ納得。

・黒豆……家族みんなが「一年中まめ(まじめ)」に働き、「まめ(元気)」に暮らせますようにと
       願いをこめたもの。

     去年はおいしくて大評判。今年はみんな、まめになりました・・・???。
     
・ゆり根のきんとん……きんとんは「金団」と書き、黄金の団子という意味で財宝を表し
              ており、豊かな生活が送れるようにとの願いが込められています。

ユリ根ってご存知ですか? ユリの球根で、これがまたホクホクしてお菓子のようで本当に美味しい。

       これも、また家族に去年はおいしくて大評判。

このように、昔からのいわれがたくさんあるんですね。
こういうことを知ると知らないのでは手作りのおせち料理を食べ方が違うんですね。
作ってくれた人の気持ちが分かり、感謝し、よく味わって食べるようになるんですね。

          さあ、今からつくります。
  


2008年12月29日 Posted by yutakanacocoro at 13:14Comments(0)楽しみの味

“捨てる 大作戦”

以前、我が家は整理収納が苦手で、家の中は物があふれて散らかっていました。
いつもこの時期になると大変な思いをし、年末は家族総出で役割分担をして、大掃除をしていました。

今年は我が家の大掃除は比較的、楽でした。

今年、私の整理収納アドバイザー一級の考え方が身についてきました。

ズバリ、“捨てることです。”

と言うと何でもかんでも捨てるということではないのです。
モノに向き合って、今の生活にそれが本当に必要なのか、必要でないのか、と判断することなのです。その上で、捨てられるものはキッパリ、捨てていくのです。
モノがあふれて片付けられない人はいらないモノを処分するだけでだいぶ、家の中がさっぱりしてきます。

例えば、昔、子供達と行ったデズニーランドの缶なども思い出もありましたが処分しました。




掃除のコツはまず、間引くこと、そして物がしまってもらいたい所にしまうこと。

静岡市の年末の「不燃・粗大ゴミの持込」は臨時開場で、12月31日の午前11時30分までやっています。

来年はこのような講座を企画して順次、ブログにアップし、お知らせしますのでご参加ください。
  


2008年12月28日 Posted by yutakanacocoro at 13:13Comments(2)整理収納

新聞掲載

私たちのイベントの活動が12月21日の静岡新聞西部版に
掲載されました。




  


2008年12月22日 Posted by yutakanacocoro at 18:59Comments(0)イベント

 与作ツアーの報告 “前向きな女三人衆”

“前向きな女三人衆”




先日の土曜日、私達の「しずおか木造塾から始める家づくりの会(木塾)」(もくじゅく)の主催の第一回、イベント「森を知る与作ツアー」を開催しました。
参加者から「とても良い体験が出来て、よかった。」と多くの感想が寄せられましたので、一日を追ってみました。

『天竜ヤマタケの蔵へ集合』




そこで出発前の講座が始まりました。
「木塾」の設計士による「日本の森林、静岡の森林」の現状、「天竜の森林歴史」、「国産材の流れ」、「森の環境」の話が初めての方にも分かり易く説明されました。
皆さんもこれから行く山のことを熱心に聞き入っていました。





『伐採現場到着、ヘルメット着用』
いよいよ木を伐りに行きます。山へ入る際の注意事項を聞き、いざ出発です。




よく手入れの行き届いている森に入っていきます。




今日の最年少の参加者、2歳半。彼女もこれから木を伐る事に胸ふくらませています。(エ~)




黄色のビニールテープを巻いている木が今日、伐る80年の木です。大きいですね。




木の強度をはかっているんですよ。
ハイテクの機材を使って立木の強度をはかる。立木の強度をはかっていることに、ハンマーを初めて叩く構造専門家の設計士も驚いていました。




『伐採の始まり、女性登場』
林業家の方から、「やってみたい方、いらっしゃいますか?」の一言。
手を真っ先に上げた女性三人衆。
男性もたくさんいましたがねぇ~。
林業家の方のサポートで伐採の実体験。
大地を踏みしめて、さっそく始動。




すごいサポートですね。林業家の方が斜面でころげ落ちそうな彼女の背中を引っ張っています。臨場感がありますね。




大地を揺るがすものすごい地響きを立て、30メートル位の木がとうとう倒れました。80年の命が失われて、建築の柱として、あたらしい命が吹き込まれました。一同、この瞬間に感動。「すごい~。」
感想カードより
・映像などで見るものとは違い、30M近い樹木が倒れて行く様は圧倒的で、音や振動が作り出す力強さは他では得られないものでした。




勇気ある女性三人衆に林業家の方からのプレゼント。「おもわずニッコリ」




感想カードより
・年月の重みと有難さをとても感じ、感動しました。
・80年前に植林した方々の苦労を垣間見た気がします。
・山の神様の存在を感じた日でした。


『山の幸、しし鍋と焼きしいたけ』
おいしかった~。
やまの方から、出された『山の幸』しし鍋に焼きしいたけ。
あまりのおいしさに『おかわり続出!』

感想カードより
・出していただいた山の幸に感動でした。
・普段、ししなべを食べる機会がないので、また豚汁とはちがい、とてもおいしかったです。




おにぎりも美味しい~。




『貯木場見学』

つぎは貯木場見学です。
たくさんの木が積み重ねられています。




雲ひとつない空に木が堂々として次の出番を待っています。
木の断面の中央に白いものが見えますよね。これはバーコードなんですよ。この木がいつ、どこの山で伐採されたのか、しっかり管理されているんです。バーコード一つで今日、自分が伐った木も探し出せる事ができます。




『締めくくり。木を伝える座談会』
最後は木を伝える座談会で締めくくりです。




「もう一度『今、静岡県の森で起こっていること』、森林の荒廃、土砂災害(地滑り、他)を知ってもらいたい。」という内容から始めました。
皆さんは自分が納めている税金「もりづくり県民税」(400円/人)を知っていますか?
その目的についても学びました。

『地域の頼もしいスペシャリストグループ』

今日、参加して頂いた方たちに伝えたいことがあります。

静岡県の森林の現状を知ってもらいたい。
なぜ、森林が荒廃してしまって、私達の税金を投入しなければならなかったのか?
それは今まで、外国から入ってきた木を使いすぎた為、国の森がおざなりになってしまった結果です。
そして私達が今、しなければならないこと。
それは地域の木を伐って、それを私達が利用してその次の世代のために植林して循環型社会を作らなければならないのです。それで地域に元気がでてくるのです。私達の生活も豊かになるのです。

林業家、製材所、工務店、大工さん、設計事務所、建て主で
「地域の木材と技術を活かしたネットワーク」ができました。地域の頼もしいスペシャリストグループです。私達の「静岡木造塾から始まる家づくりの会『木塾(もくじゅく)』」というグループによって、建てられる豊かな家づくりがあることを知っていただきたいのです。

感想カードより
・すべてが点から線へとつながり、ひとつとして手を抜くことがなく、よい家づくりへとすばらしいです。
・家を建てる時も木のことをよく知り、自分の納得のいく家づくりができればと思いました。
・自らの住宅を建てる際にはぜひ、木材からこだわりをもちたいです。

今回のイベントは終わりましたが、『木塾』では引き続き家づくり講座を企画していきます。
本当の木の家づくりを望んでいる方から“どこへ相談していいか分からない”という話も聞いたことがあります。
『木塾』ではこのような家づくりを考えている方の窓口になりたいと思います。

参加していただいた方、裏方でサポートしていただいた方、皆さん、ありがとうございました。
    
      参加者の皆さんのブログも合わせてご覧ください
           JUNさんのブログ

           こうめさんのブログ
                      


  


2008年12月22日 Posted by yutakanacocoro at 18:06Comments(2)イベント

“豊かな生活とは?” 気づくこと?

“皆さんは豊かな暮らしとは何か?”ということを考えたことはありますか?

一年を振り返って、考えてみませんか?

日曜日、東京の「住まい塾」へ行ってきました。
 一年の締めくくりで毎年、「豊かな住生活について語り合う」事がテーマです。
最初に代表の高橋さんが皆さんに投げかけました。




皆さんが車座(くるまざ)になりました。
若い方から、年を重ねた方々からも色々な意見がでました。
その中で、特に印象に残った言葉です。

「1つ気づいた事を日常生活で具体化する」

例えば、私が年末、ささいな事ですが実践したことがあります。
今まで下駄箱の上には人からもらったお土産とか、自分で買ってきた気にいった旅の記念品を飾ってあったが、全て片づけてみた。
靴も余分なものは処分した。
何もない玄関になった。

気持ち良くなったけれど、何か物足りなさを感じた。そこで花、一鉢、置いてみた。

玄関の空間が何故か、気持ち良くなってきた。

そういうささいな事を一つ一つやっていく事ができれば、豊かな空間が生まれるのではないか。
こういうことの積み重ねが、豊かな生活ではないかと自分自身が気づき始めた。

もうひとつの話、
「住まい、家をつくるのに何千万というお金をかけ、何十年というローンを組み、この犠牲、はたして活かされているのか。」という話まで出ました。

「住まいを作るからには良き生活者にならなければならない。」という意見が出ました。

設計者も、設計者である前に豊かな生活者でなければならない。


PS
与作ツアー「森へクリスマスツリーの木を伐りに行こう」の参加募集の締め切り迫る。

     木曜日の晩まで、受付しております。

     ぜひ、ご参加ください。

           ここから、お願いします
  


2008年12月17日 Posted by yutakanacocoro at 16:31Comments(0)建築事例

木造塾第4回目 “もっと、もっと伝えたい”

木造の構造は阪神大震災以後、ものすごい勢いで見直されています。これを自分のモノとするためにはかなりの努力をしなければいけません。
確かに大変ですが、これらは震災での多くの犠牲者の上に成り立っていることを忘れてはいけません。
そんな中で、静岡木造塾の今年、最後の講座が終了しました。

今回の先生は木造塾の構造の顔、山辺豊彦先生(山辺構造設計事務所代表)です。




山辺先生は実験データに基づいて木構造を平易にしかも正確に語れる構造家として右に出るものはいないと言われています。
阪神大震災以後、様々な情報が飛びかう中、「伝統構法は弱い」と言う声も聞こえてきました。しかし、そんな中で数々の実験をし、先生は科学的根拠を解明しています。

八年前、私が初めて山辺先生の講義を聞いた時、こういう実験をしている人がいたということに驚きました。
それと同時に木造建築に未来を感じました。

また、第一線で国とのやり取りにも活躍なされています。
法律等の関係でも国が学術的になる中で、現場に基づいた意見を具申されています。

           「とにかく熱いんです。」

毎回、熱の入った講義を受けさせていただいていますが、今日はさらに熱の入ったものになりました。
午後、3時間半の間、休憩時間もやめ、盛りだくさんの講義内容でした。
そんな中で私達は学んでいます。




今回は地面の下(建築物の下)から話が始まりました。
何事も基礎が一番大事です。トラブルの第一番。
皆さんは、自分の地面の下を見たことがありますか。





地面の下はこんな感じになっているんですよ。(参考例)

ここでは設計者が必ずデータが読めるように訓練します。
基礎のデータは難しいが、自分でできるように演習問題も講義中に繰り返されます。

そして、上部構造(基礎から上の部分)についても大事なポイントを述べていきます。

限られた時間の中で、先生は我々に
「設計者として、自分なりの主義主張がある軸組み設計をしなさい」ということを伝えたかったのです。

最後に
現在、全国展開しているメーカー等もありますが、私達が設計する「地域でつくる木造住宅」は、「ちゃんとした主義主張がある軸組設計」していかなければいけない。

現代は地域から発信できる時代だと思います。
私たちは今、「静岡木造塾からはじまる家づくりの会(木塾)」で地域から、住まいのあり方を発信しようとしています。

山辺さんも私たちに伝えたいのだ。私達も地域の人達に「もっともっと」伝えたいのです。

      
ps
懇親会も盛り上がりました。(写真を撮るのをいつも忘れてしまいます。)
山辺先生、ありがとうございました。
  


2008年12月16日 Posted by yutakanacocoro at 00:00Comments(0)木造塾

これは何? 「整理収納で発見」

昨日、押し入れの中から出てきた書類の整理をしていたら、このような書類を発見。




そしてこのような番号
静岡県認定番号 第耐震8-1号




この番号は住宅耐震補強工事の認定で県での受付が一番だったらしいという番号。
(ちなみに平成19年現在で耐震補強助成の実績は7,793棟です)
これは私の自宅の補強工事の認定の手続きの書類です。

平成7年1月、阪神大震災があり建築物に多数の被害が生じ、それにより多数の方が犠牲になりました。その教訓から耐震改修促進法という法律が出来上がり、暮れも押し迫った平成7年12月25日より施行されました。

この法律の一番が私だったと思われます。

現在、静岡県は「TOUKAI(東海・倒壊)-0(ゼロ)」のプロジェクトが確立しています。
しかし、当時はこの法律が本当に始まったばかりで住宅の耐震補強のノウハウもほとんどなかった。右も左もあまり分からない中、自宅の耐震補修工事を行いました。

なぜ、私が耐震補強工事をする気になったのか?

うちの息子が高校生のころ、友達が何人も泊まりに来るたびに今、地震がきたら、この子たちはどうなってしまうのか。もし何かがあったら大人としてどう責任をとるのか。不安になったからです。

耐震改修があまり進まない理由の一つに、お金を掛けた割には、見栄えが変わり映えしないということがあります。やっぱり、お金をかけるからには今までの不便、不満のところを改修し、暮らしを豊かにしたい。リフォームと耐震改修を一緒にやるべきで、生活の快適さと地震対策がセットにする。そういう方法を提案していきます。

ぜひとも、「リフォームするなら、耐震補強とセットで!」

PS 
 「“与作ツアー”クリスマスツリーを伐りに行こう」の参加者を募集中です。

ブログを見ていただいた方からのコメントです。
「与作ツアー。大自然の中の森林伐採。木の大切さを知るだけでなく、心も体もリフレッシュできそうですね。当日は、小さな子どもも連れて行きます。自然の中で、子どもの中に豊かな心を育てるきっかけづくりになればと思います。当日も、よろしくお願いします。」
という内容でした。
未来に向かっていく子供達にとっても、いろいろな面で良い体験になると思います。
親子でお越しください。

―しずおか木使い県民運動協賛行事―
静岡県では“しずおかの木”を使うことから、県民の生活や健康を守り、地球に優しい社会づくりを目的とした、「しずおか木使い県民運動」を展開しています。
先日、“与作ツアー”が静岡木使い県民運動協賛行事となりました。

           皆さん、ぜひ、この機会にご参加ください。 申込みはこちらから
  


2008年12月12日 Posted by yutakanacocoro at 22:54Comments(0)耐震診断・耐震補強

いい忘れ

今日のブログで一つ言い忘れました。
(先ほどの記事の続きです。)




Sさんよりイチゴの食べ方の指南を受けました。

よく、イチゴはへたをつまんで先からガブリと食べます。

    「これではイチゴがかわいそう」と言う話。

正しくは、へたの方(葉の方)から半分食べる。そして、ひっくり返して先っぽを食べる。
その方がおいしい。
これはイチゴの糖度が均等ではなく果実の先端に甘さが溜まるからだそうです。

この方法でいくつか食べてみました。

納得しました。おいしかった。

一度、試してみてはいかがでしょうか?
  


2008年12月08日 Posted by yutakanacocoro at 15:44Comments(0)楽しみの味

“これこそ地産地消!の料理の輪”

     “これこそ地産地消!の料理の輪”

昨日は私の通っている料理教室のN先生に招かれて、イチゴ農園を経営している三軒屋さん(Sさん)宅でいろいろなところで繋がっている「友達の輪」の人たちが二十数人集まり、料理会が開かれました。

今回はとにかく、

       “これこそ地産地消!”

始まりは、料理仲間のお三方(男性三人組)がイチゴ畑の隣に畑をつくり、ソバの種まきをし、収穫したソバでそば打ちが始まりました。








皆さん、料理の腕が立つ達者な方で、それはもう、次から次へ料理が出来上がります。

次は「山芋のとろろ汁」です。昔ながらのすり鉢とすりこ木で若い女性も頑張っています。
子供のころ親がよく作ってくれたのを「ふと」思い出しました。
なんか、もう世代を超えて、とってもいい場面ですね~。





次は天ぷらを作り出しました。

・・・・・なんと、裏山になっていた柿、「柿の天ぷら?」・・・

・・・・・な、な、なんと、三軒屋さんで作っているイチゴを使った「イチゴの天ぷら」まで登場! 
 (生まれて初めて食べた!おいしかった!イチゴが天ぷらになるなんて夢にも思わなかった!)

料理中に窓から見えた裏山の“キンカン”を、誰かが言った「おいしそう!」という一言で、
その足で採りに行って早速、天ぷらにしました。
      これにも驚いた!
庭になっているものが何でも天ぷらにして食べられる。

           “これこそ地産地消?”

乾杯で始まるころには、つまみ食いで、もうお腹は満腹状態。

            「お腹いっぱいです」

私達が日頃、お蕎麦屋さんで簡単に注文して食べるお蕎麦が、これだけ人の手で時間を掛け丹精に作られている。
Sさんが、その場でつくってくれた「竹のお皿」に一人一人のお蕎麦が配膳され、風流で美味しいお蕎麦が食べられました。
(本当に食べるのが忙しくて、また写真を撮るのを忘れてしまいました。場面を想像してください。)

日頃、スーパーなので陳列されている商品に慣れている我々けれども、これらの食材にも人の優しさと手間がかかっている、と思えばなおいっそうおいしく感じられる。

料理を作りながらみんなの輪が広がり、繋がっていく。

そのことに本当に感謝した一日でした。

皆さんありがとうございました。

              地産地消の木の伐採見学会“与作ツアー”参加者募集の案内はこちらからです。

PS
昨日はこんな青空のもとで、楽しい一日を過ごすことができました。







  


2008年12月08日 Posted by yutakanacocoro at 12:04Comments(0)楽しみの味

“森へクリスマスツリーを伐りに行こう!”

『森へクリスマスツリーを伐りに行こう!』

  お待たせいたしました!




森へ行って「森を知るツアー」の詳細が決定しましたのでお知らせします。
                                  「しずおか木使い県民運動協賛行事」「森を知るツアー」は “感動”という気持ちが味わえ、普段、聞けないその道の専門家の話が聞ける貴重な価値ある催しです。

        “あなた”に 80年の木を伐ってもらいます。
          (一緒にやりますのでご安心を)

年の瀬も押し迫って、何かと忙しい中のイベントですが、行ってみる価値はあると思います。

最近の暗い話題が多い世相の中で、日常触れ合うことがあまりない森が、木が、私達に話かけ、本当に何が大切かを、教えてくれます。

         これは日常では“めったに”体験できません。

大きな木が倒れる瞬間は圧巻で、“ドーン”という音もさることながら、「森の木という役目」を終わりにさせ、「新たに建築材料」として新しい命を吹き込まれます。

        その姿に、私達の心の何かが揺り動かされます。

“こころが豊かになり”きっと、日常の生活で、今まで何気なく見ていたもの、自分の家のあらゆるモノがいとおしく思えるようになります。

また、「木造に関する企画」も予定しており、
木に携わって働いている方々、林業、製材屋さんの貴重な話や、家づくりに携わっている設計者達の話も聞ける講座も予定しております。
この機会にいろいろな疑問点にも分かりやすくお答えできると思います。


            この機会に一緒に山に行きましょう!

            ぜひともお子様たちもお連れ下さい。いい勉強になります。

「ツアーの内容」は、杉山森保設計室のホームページの与作ツアーをクリックしてください。               参加者募集中です。
(お聞きしたい、いろいろなことはお気軽に当ホームページ、またはTEL、FAXから問い合わせください)


そのほかにも、楽しみがいろいろあります。

     ・おいしい山の幸

     ・山の空気も、おいし~い。 

     ・当日は伐った木をクリスマスツリーとして、お持ち帰りできます。

     ・近くには秋野不矩さんの美術館もあります。
      とっても気持ちが豊かになれる美術館です。(解散場所から車で10分ぐらい)




 




  


2008年12月05日 Posted by yutakanacocoro at 12:13Comments(4)イベント

“帰ってきたお皿”

昨日、大きな物を片付けしていてくたびれてしまってブログもお休みしました。

不燃・粗大ごみはいつも電話で申し込んで、回収してもらっています。
片づけていたら不要なものが多くて、次回の不燃・粗大ごみの回収日が待ち切れなくなって清水清掃工場へ持ち込みました。
清掃工場の方々は車から降ろすのを手伝ってくれて、とても親切でした。

  慣れない仕事をして? 
               くたびれました。
                          はぁ~。

「帰ってきたお皿」
作業中に段ボール箱の中からこれらのお皿が出てきました。




このお皿 “捨てる/棄てる?”  捨てません。

今日は拾いました。(拾う。捨てる。こんなに字が似ているけど意味は大違い。)

             何故に(なにゆえに)拾ったの?

料理を習い始めたら、器にも目が向くようになりました。
今まで目がいかなかったことも目が向くようになったんでしょうね。

お料理は食べることももちろんですが、目でも楽しめるということに気づいたからです。

“捨てるものと捨てないもの”は物に素直に向き合うと、おのずと答えがでるような気がします。
自分にとって本当に必要なものを見つめればシンプルになれるような気がします。

整理収納の話はこの気づきというのを学びます。

単なる作業ではなく物事を深く考える事がいろいろなメリットが生まれます。

来年はこんなことを伝える講座をやってみたいと思います。

                              今日は“お皿”の話でした。FIN。
  


2008年12月02日 Posted by yutakanacocoro at 10:44Comments(0)整理収納