学んでみて分かること

先日、料理教室に行ってきました。
その日の料理は、「ぶり大根」と「エビチリ」と「おやき」。
「なんか変な組み合わせ。でも、作りたくなっちゃうね。」という先生の言葉から始まりました。

世の中の奥様達には「ぶり大根」のことを書くと「そんなことは知っているわよ。」と言われるかもしれませんが、書いてみました。

「ぶりのいわれ」
ぶりは魚へんに師走とかいて「鰤(ぶり)」と書きます。これは師走の12月頃から脂がのり、一番美味しいからだそうです。大根に味が染み込んで冬のホッカホッカの温かい料理です。
ぶり大根は富山県の郷土料理であるらしい。それが最近では料理屋さんでも出ます。
ぶり大根がハレの舞台に出てきました。

「ハレとケ」
建築の世界ではよく「ハレ」と「ケ」という用語が出てきます。
皆さんは「(晴)ハレ」と「(褻)ケ」という言葉をご存じですか?
「ハレ」………儀礼や祭、年中行事など「非日常」のこと
「ケ」…………普段の生活である「日常」のこと
この話をし始めると長くなりますので、次へ行きます・・・。

「ぶり大根」「エビチリ」

学んでみて分かること


「電子レンジの意外な使い方?」
ぶりの切り身、大根、蓮根、里芋を入れて作りました。
ぶり大根は下処理が大事です。これをやらないと美味しくなりません。
でも、煮物をつくるのに時間がかかるので、今、共働きの家が多い中で、時間がなくてなかなか煮物に挑戦できないのが現状だと思います。でも、あきらめないで、現代の忙しくて時間がなくてもつくれるアイデアがあります。先生は「もっと、電子レンジの機能を活用してください。」とすすめます。電子レンジを活用することによって、大根、蓮根、里芋の茹でる手間を省くことができます。

「もうひとつの話」
ぶりの切り身に尺塩します。
尺ジオって何?(今でも大工さんの世界では尺貫法を使う時もあります。1間、2間などがそうですね。)
30センチぐらいの高さから塩を振ると均等に振りかけることができますね。
ここで、余分な水分がとれ、臭みもとれます。
5分ほどおいて霜ふりをする。
霜ふりは湯どうしのことで、これをすることによってぶりの表面がかたくなり、うまみを閉じ込めます。

「素材を学ぶ」
今日はレシピにはなっていないと言われるかもしれませんが。
自分が建築の仕事をしているので、ついつい色々な事が建築と結びついてしまう。今回はそちらの方にいってしまいました。

料理の素材に向き合って、その素材に対する手のかけかたで、素材がすごく生きてきますね。
先日、書いた建築の自然素材の話。しっかり向き合って、物に学び、手をかけることをすれば、素材だって、いろいろな力を発揮してくれます。

学んでみるとわかる事、料理と建築と通じるものがありますね。


同じカテゴリー(楽しみの味)の記事画像
「あのレンコンが!」
“七草 ゴロ合わせ”
“正月を待つおせち料理”
“おせち料理、とりかかり”
おせちを作りましょう
いい忘れ
同じカテゴリー(楽しみの味)の記事
 「あのレンコンが!」 (2009-03-19 10:33)
 “七草 ゴロ合わせ” (2009-01-06 12:06)
 “正月を待つおせち料理” (2008-12-31 21:12)
 “おせち料理、とりかかり” (2008-12-30 21:29)
 おせちを作りましょう (2008-12-29 13:14)
 いい忘れ (2008-12-08 15:44)

2009年01月19日 Posted byyutakanacocoro at 14:15 │Comments(0)楽しみの味

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
学んでみて分かること
    コメント(0)