建築のしかけ “子供の作法”
先日、静岡新聞に「子供の作法」という記事が載っていました。
本日のテーマは「子供の作法 + 大人のしつけ (建築のしかけです)」
こんなタイトルでは、世の中で頑張っている親御さんにおしかりを受けるかもしれません。
静岡新聞に月一度、「こどもの作法入門」という記事が連載で載っています。
私は、関心を持ってこの記事を読んでいます。
過去の記事なのですが、私の印象深い記事を紹介致します。
この写真が小さく、見えにくくて申し訳ありません。
本当は全文伝えたいのですが、記事の内容を要約して伝えたいと思います。
タイトルは
≪「靴をそろえる」 手を添えて一緒に ≫
「保護者会で親たちがだらしなく脱いだ靴を、三年生の女の子が黙々と揃えていました。
10歳そこそこのこの子が脱いだ靴をそろえてくれたことにも気付かず、おしゃべりしている親が増えています。
何が恥ずかしいことなのかさえ分からなくなっているのは、親と子のどちらでしょう?
よくお母さんたちは言います。
靴が玄関に、ぬぎっぱなしなっているのを見て、
「何度注意しても靴がバラバラ、しまいには『何度言えば分かるの!』って」
この記事では、具体的に「靴を揃えること」をこう綴っています。
親は面倒くさがらず、口先での注意を控えて、
まず
1. 子供に靴を持たせ、その手の上に自分の手を重ねる。
2. 一緒に靴の向きを変えて端にそろえて置く。
3. 次に一人でやらせてみる。
きちんと向きを変えた小さな手の上に大きな親の手を重ねる。
4. 言葉はたったひとこと。
「きれいね。」
わずか5分。これをその都度3度も繰り返せば、母の手のぬくもりとともに子供の心に残ります。
注意することがしつけだと勘違いしている大人たちがあふれ、その分『こころという最も大切な部分』を伝えられない。
というような内容です。
私のホームページの三本の軸「やさしさの見える住まいづくり」で、似たようなことを伝えています。
「子供の作法と大人のしつけ(建築の仕掛け)」
玄関の框(かまち)というところで幼児が靴をそろえています。お母さんがそっと手を添えて言います。
“ここで、お客様を迎えるからね。玄関は、おうちの顔だから助かるよ”
揃 (そろ)えることはお客様への思いやりなんですね。
子供にゆたかな心が芽生えるんですね。
「玄関の框というハードがソフトに変わる瞬間です。」
この習慣で子供はしっかりしてきます。モノという建築のシカケで子供の心がはぐくまれます。
最近は親御さんのほうが作法を学ぶ機会が少ないかもしれません。
しかし学ぶことによってゆたかな心が育まれることってたくさんあるんですね。
と、このように書きました。
私の設計室では「三本の軸」を重ね合わせ紡いでいくことで「こころ豊かな住まいづくり」を目指している人を、応援したいと思います。
PS
先日、子育て中のお母さまから私の方にメールが届きました。片づけに関する内容です。
ひとつヒントになったでしょうか?
本日のテーマは「子供の作法 + 大人のしつけ (建築のしかけです)」
こんなタイトルでは、世の中で頑張っている親御さんにおしかりを受けるかもしれません。
静岡新聞に月一度、「こどもの作法入門」という記事が連載で載っています。
私は、関心を持ってこの記事を読んでいます。
過去の記事なのですが、私の印象深い記事を紹介致します。
この写真が小さく、見えにくくて申し訳ありません。
本当は全文伝えたいのですが、記事の内容を要約して伝えたいと思います。
タイトルは
≪「靴をそろえる」 手を添えて一緒に ≫
「保護者会で親たちがだらしなく脱いだ靴を、三年生の女の子が黙々と揃えていました。
10歳そこそこのこの子が脱いだ靴をそろえてくれたことにも気付かず、おしゃべりしている親が増えています。
何が恥ずかしいことなのかさえ分からなくなっているのは、親と子のどちらでしょう?
よくお母さんたちは言います。
靴が玄関に、ぬぎっぱなしなっているのを見て、
「何度注意しても靴がバラバラ、しまいには『何度言えば分かるの!』って」
この記事では、具体的に「靴を揃えること」をこう綴っています。
親は面倒くさがらず、口先での注意を控えて、
まず
1. 子供に靴を持たせ、その手の上に自分の手を重ねる。
2. 一緒に靴の向きを変えて端にそろえて置く。
3. 次に一人でやらせてみる。
きちんと向きを変えた小さな手の上に大きな親の手を重ねる。
4. 言葉はたったひとこと。
「きれいね。」
わずか5分。これをその都度3度も繰り返せば、母の手のぬくもりとともに子供の心に残ります。
注意することがしつけだと勘違いしている大人たちがあふれ、その分『こころという最も大切な部分』を伝えられない。
というような内容です。
私のホームページの三本の軸「やさしさの見える住まいづくり」で、似たようなことを伝えています。
「子供の作法と大人のしつけ(建築の仕掛け)」
玄関の框(かまち)というところで幼児が靴をそろえています。お母さんがそっと手を添えて言います。
“ここで、お客様を迎えるからね。玄関は、おうちの顔だから助かるよ”
揃 (そろ)えることはお客様への思いやりなんですね。
子供にゆたかな心が芽生えるんですね。
「玄関の框というハードがソフトに変わる瞬間です。」
この習慣で子供はしっかりしてきます。モノという建築のシカケで子供の心がはぐくまれます。
最近は親御さんのほうが作法を学ぶ機会が少ないかもしれません。
しかし学ぶことによってゆたかな心が育まれることってたくさんあるんですね。
と、このように書きました。
私の設計室では「三本の軸」を重ね合わせ紡いでいくことで「こころ豊かな住まいづくり」を目指している人を、応援したいと思います。
PS
先日、子育て中のお母さまから私の方にメールが届きました。片づけに関する内容です。
ひとつヒントになったでしょうか?